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MEDICAL

診療案内

患者さまの症例に合った
様々な診療に対応しております。

一般眼科

Ophthalmology

  • ドライアイ

    目の乾燥感や異物感といった症状に特徴のあるドライアイですが、涙自体の産生が減少する「涙液分泌不全型」と、涙が乾きやすい「蒸発亢進型」とに分けられています。パソコンやスマホなどを長時間見続けるによって発症しやすい、現代社会を象徴するような目の疾患と言えるでしょう。その患者数は、1,000万人から2,000万人とも言われます。
    部屋の湿度を適度に保つ事、エアコンの風を直接浴びないようにする事に気を付けながら、ドライアイ用の点眼液を処方してもらうのが一つの対処方法です。それでも改善されない場合、涙の出口を涙点プラグで塞ぐ、という処置がなされる場合もあります。

  • 結膜炎

    結膜には、白目にある透明な眼球結膜と瞼の裏にある赤色の部分である眼瞼結膜があります。結膜炎とはこの部位の炎症を言います。原因としては、細菌やウイルスによる感染性結膜炎や花粉などによるアレルギー性結膜炎があります。結膜炎の症状としては、痒み・痛み・目ヤニ・充血などがあります。感染性結膜炎の治療は、原因菌に効果のある抗菌薬の点眼で行います。一方、アレルギー性結膜炎は抗アレルギー薬の点眼等で加療します。重症のアレルギー性結膜炎は短期的にステロイド点眼薬を併用する場合があります。
    季節の花粉による眼の症状や通年での眼の痒み等、症状がございましたらお気軽にご相談下さい。

  • 飛蚊症

    飛蚊症とは、文字通り、目の前を蚊が飛んでいるように見える病気です。見えるのは、黒い点や虫のようなもの、場合によっては薄い雲のようなものが視界に入る事もあります。目を動かすと、それらが移動して見えたりします。加齢による生理的なものがほとんどですので、心配は要りませんが、中には治療を要する病的なものもあります。網膜剥離などの重篤な疾患が隠れている場合も考えられます。
    目の中の硝子体には、透明なゼリー状の物質が99%以上詰まっていますが、一部に線維が含まれています。この線維は加齢に伴って、水分とは分離し、塊となって眼球内を浮遊する事があります。これが飛蚊症の正体です。それ自体は病気ではありません。完全に消える事はありませんが、慣れてくればほとんど気にならなくなります。
    但し、一部ですが網膜が剥がれる網膜剥離や、網膜に孔が開く網膜裂孔といったリスクの高い疾患を伴っている場合があります。又、高血圧や糖尿病に関係する疾患による硝子体出血の場合にも飛蚊症のような見え方をする事があります。黒い点の量や範囲が増えた、稲妻のような光が見えた、視野の一部に欠落がある、こんな症状を自覚した場合には、直ちに眼科での診察を受けて下さい。

  • 近視

    視力の低下には様々な原因がありますが、代表的なものに「近視」があります。世界的に見て日本人には近視者が多く、人口の6割以上が近視と言われます。正視では、遠くを見たとき、網膜上に焦点を結びます。しかし近視の場合は、角膜や水晶体を通った光が網膜よりも前でピントを結んでしまい、焦点が合わないため、はっきりと物を見ることができません。近視の場合は、メガネやコンタクトレンズで矯正すれば、網膜上にきちんと像が結べるようになり、日常生活に支障をきたさない視力を保つことができます。眼鏡を使うことで近視が進行するのではないか、と心配される方がおりますが、適切な度数の眼鏡を使っていれば、眼鏡の使用によって視力が低下することはありません。しかし、不適切な度数の眼鏡を使用してしまうと、眼精疲労が起こったり、お子様の場合、視力の発達にも影響が出ます。適切な度数の眼鏡をご使用いただけるよう処方いたします。

  • 老視

    物を見る時に、目に入ってきた光は角膜から水晶体を通過して、フィルムの役目を果たしている網膜に到達します。この時、ピントが合うように、水晶体が厚みを変え調節します。この水晶体の弾力性が低下し、うまく調節できる範囲が狭くなるのが老視(老眼)です。
    若い頃から裸眼で遠くが良く見えていた人は、老眼になると手元が見えづらくなります。近視の人は度数にもよりますが、遠くが見えない代わりにもともと手元にピントが合っているため、老眼になったとわかりにくいかもしれません。しかし調節力の衰えは誰でも同じく起きるので、近視の人も遠方が見える眼鏡をかけたまま近くをみるとぼやけてしまうのです。

    加齢に伴って水晶体の調節力が弱まるのが老眼の特徴です。老眼は40歳代より顕著になると言われています。老眼そのものを治療することは現時点ではできませんが、手元の見えづらさを感じたら見たい距離に合わせた老眼鏡を装用することで改善します。手元の見づらさを感じたら我慢せずに早めに対処することをお勧めします。

  • 斜視

    斜視には常に左右の視線がずれている恒常性斜視と、時々斜視になる間欠性斜視があります。視線のずれる方向によって、内斜視、外斜視、上下斜視などに分けられます。また発症時期により、先天性、後天性にも分けられます。
    小児の場合は遠視が原因である調節性内斜視や、時々眼が外にそれる間欠性外斜視が多くを占めますが、中には正常であっても見かけ上、斜視にみえてしまう偽斜視もあります。調節性内斜視は遠視の眼鏡を常用する事により改善されます。
    視機能が発達する0才~6才までに斜視が発症すると、正常な視機能を妨げてしまいます。まれにですが、眼底疾患や頭蓋内病変が原因の斜視もあります。お子さんの視線がずれていると感じたら早目に受診するようにしましょう。
    多くは成人の場合ですが、急に斜視が発症すると物が二重にみえるようになります。
    このような場合は頭蓋内病変がある可能性が高くなります。物が二重に見えて、片眼をつぶると一つになるような場合は眼科か神経内科を至急受診して下さい。

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